構築で注意すること


パソコン画面いざ、コンテンツマネジメントシステムで複数サイトを管理しようとしたとき、選んだシステムによっては、思ったような構築方法がとれない場合もあります。特に、オープンソースのコンテンツマネジメントシステムは、いろいろなことが自由にできそうにも思えますが、WordPressにできることが、ほかのコンテンツマネジメントシステムではできない、ということもあります。例えば、WordPress以外によく使われているjoomla!では、複数ドメインの指定ができません。WordPressもプラグインを追加しなければ独自ドメインでのマルチサイト運用ができないので、サブディレクトリ型以外での運用を考える場合は注意が必要です。

また、htaccessの設定やDNSの設定など、通常サイトを構築する際には触れることのない項目の設定も必要になります。WordPressであれば、多くの人が複数サイトの運用設定をしていて、トラブルが起きた際の対処法も解説されていますので、検索してみるとよいでしょう。どうしても、わからなくなってしまった場合は、思い切って、制作会社に依頼する、という方法もあります。

すでにあるサイトをマルチ化しようとすると制限がでて、望む形での複数サイト管理ができなくなってしまうこともあります。いくつかのサイトを運営しようと少しでも考えているなら、構築するときに、必要な機能として、あらかじめ導入しておくのも1つの方法かもしれません。

サーバで注意すること


ブルーの背景1つのコンテンツマネジメントシステムで複数サイトを運用しようとするとき、まず、注意しなければならないのはサーバの機能です。サブディレクトリ型であれば、ほとんどのサーバで設置が可能ですが、サブドメインや独自ドメインでの運用を考えた場合は、それぞれのサーバの機能を確認しておく必要があります。比較的安価でレンタルできる共有サーバの場合、サブドメインや、複数の独自ドメインが登録できるマルチドメイン機能が使えない場合があるからです。また、コンテンツマネジメントシステムを使用するには、データベースが利用できるサーバが必要です。月額料金が安いからと契約せず、使用できる機能を確認するようにしましょう。もし、誤って申し込んでいたとしても、プランを変更することは、多くのサーバ会社で可能ですので、プラン変更手続をするとよいでしょう。

また、複数のサイトを運用していると、画像などをアップし続けたときに、思いのほか容量を必要としてしまうこともあります。多くのサーバ会社のプランでは、心配はありませんが、メールのみなどのプランを契約している場合は注意が必要です。

コンテンツマネジメントシステムを活用したサイト構築については、ほとんどのサーバに設置の説明等が記載してあります。特にWordPressは自動インストール機能が付いているところもありますので、有効活用して、インストール時の手間を省くのもよいでしょう。

マルチサイトの形


様々なフォルダ一言にマルチサイトと言っても、その形は1つではありません。展開の方法には3つあり、どれを選択するかで、マルチサイトの構築方法が異なります。ページを表示したときのURLの見え方にも違いがでてきます。

1つ目は「サブディレクトリ型」。1つのドメインの下層にディレクトリを設置し、サイトを運用するものです。URLは
http://www.aaa.com/
http://www.aaa.com/siteb/
http://www/aaa/com/sitec/
と表示され、1つのドメインですべて完結できます。関連する情報を展開していることをイメージづけることができ、SEO的にも、下層ページの評価がトップの評価につながり、検索結果に表示されやすくなります。

2つ目は「サブドメイン型」。1つのドメインの前に任意の文字列を付けることで、サイトを切り分ける方法です。URLは
http://www.aaa.com/
http://siteb.aaa.com/
http://sitec.aaa.com/
のようになります。アクセス解析が個別にできるので、アクセス解析がしやすいことがメリットです。また、同じ運営者や企業が運用している、異なる内容のサイトであることをイメージづけやすくなります。

3つ目は、「独自ドメイン型」で、複数のサイトを全く異なるドメインで運用するものです。URLは
http://www.aaa.com/
http://www.bbb.com/
http://www.ccc.com/
となります。同じ運営者が運用しているサイトであることを感じさせないので、それぞれを独立して運用させることができるようになります。

コンテンツマネジメントシステムで複数サイトを運用する場合は、「サブディレクトリ型」が最も設定が簡単です。「サブドメイン型」「独自ドメイン型」はプラグインやDNSの設置が必要になり、少し時間がかかります。

コンテンツマネジメントシステムで複数サイト管理


顧客向け、取引先向け、などのターゲットを分けて構築された企業サイトだけでなく、複数のアフィリエイトサイトの運営など、複数サイトを運営する機会は、法人、個人ともに多くなってきました。複数サイトを運営する際に大変なことは、サイトの更新の際、何度も、ログインやログアウトをしたり、それぞれのサイトに別々に接続したりして、手間がかかってしまうこと。また、コンテンツマネジメントシステムを活用しているサイトであれば、アップデートやセキュリティチェックなどを、サイト毎に行わなければならず、管理の手間も大きくなってきます。

パソコン実は、コンテンツマネジメントシステムでは、複数のサイトを管理ができるのをご存知ですか? すべてのコンテンツマネジメントシステムで可能、というわけではありませんが、開発会社が独自に開発している商用コンテンツマネジメントシステムの一部や、オープンソースのワードプレス(WordPress)には、複数サイトを管理できるマルチサイト化機能があります。一度WordPressの管理画面にログインしてしまえば、1つのサイトの更新管理が終わったら、そのまま、別のサイトの更新作業に移れてしまえる便利な機能です。複数のコンテンツマネジメントシステムをサーバにインストールして、サーバの負担を重くしてしまうことも防げる、という利点もあります。

今回は、さまざまな目的で運用される複数のサイトの管理を、簡単に、効率よく実現してくれる、コンテンツマネジメントの複数サイト管理について、ご説明します。